鹿の子ポロシャツとは?鹿の子編みポロシャツの特徴・メリット・デメリットを紹介
暑さが厳しい夏場でも、通気性が良く、快適な着心地が継続するポロシャツ。
ポロシャツは襟がついているので清潔感があり、ビジネスシーン・スポーツシーン・タウンユースなど、様々な用途で使えるため、これからも夏の定番ウェアとして、より一層存在感を増していくはずです。
このページではポロシャツに使用される生地の中でも、定番中の定番といえる「鹿の子編み」に焦点を当ててご紹介しようと思います。
- 目次
- 鹿の子(かのこ)ポロシャツとは?
- 鹿の子編みポロシャツのメリットとデメリット
- 鹿の子編み素材のポロシャツのお洗濯の方法とは?
- 鹿の子ポロシャツに使用される主な素材
- 鹿の子編みポロシャツのオススメ用途
- オリジナルポロシャツ製作にオススメの鹿の子編み素材のアイテム
- まとめ
鹿の子(かのこ)ポロシャツとは?
ポロシャツの購入を検討する際に、あなたも「鹿の子(かのこ)ポロシャツ」という言葉を一度は見聞きしたことがあるかと思います。
鹿の子ポロシャツとは、平編みの1種である「鹿の子編み」をして作ったポロシャツのことを指します。
鹿の子編みは、表と裏の両面が全く同じ編み目になっていて、子鹿の背のまだら模様に似ていることからこの名前がついています。
尚、英語では「シード・ステッチ (seed stitch)」や「モス・ステッチ (moss stitch)」とも言われ、通気性が良くさらっとした着心地で、夏物のポロシャツをはじめ、冬用のニットセーターなど様々な衣服に使用されています。
鹿の子編みポロシャツのメリットとデメリット
ポロシャツに最も多く使用されている編み方の生地と言っても過言ではない鹿の子編み。
ここでご紹介する、鹿の子編みのメリットとデメリットから、ポロシャツの生地として広く支持されている理由を読み解くことができればと思います。
鹿の子編みポロシャツのメリット
ポロシャツに鹿の子編みを採用することによって生じるメリットをご紹介します。
メリットその1:編み目柄が美しくニュアンスのある見た目
鹿の子編みは、小鹿の背中にある白いまだら模様に似た、ニュアンスのある見た目の編み目柄が美しく、その独特の模様と風合いから、多くのファッション愛好家に愛されています。
シンプルながらも飽きのこないデザインで、表面も裏面も同じ見た目になるため、どちらを表にしても着用することができます。
メリットその2:通気性が良くさらっとした着心地
編み目が小さく密集した鹿の子編みは、表目と裏目を縦横交互に組み合わせて編まれているため、空気を含んだ凹凸が生まれます。それによって、生地に肌が触れる面積が少なく、通気性抜群でさらっとした着心地を実現します。
夏物のポロシャツをはじめ、冬物や着物・和服にも使いやすい素材として重宝されています。
メリットその3:型崩れしにくい
鹿の子編みは、編み目がしっかりしているため、伸び縮みが少なく、型くずれしにくいのも特長です。
日本では古くから着物や和服にもよく使用されています。
メリットその4:耳まくれしない
表と裏で同じ見た目の鹿の子編みは、衣服の端が内側に巻き込んでしまい、見た目が乱れたり着心地が悪くなってしまう、耳まくれが発生しにくいのも特徴です。
鹿の子編みポロシャツのデメリット
ポロシャツに鹿の子編みを採用することで、多くのメリットがありますが、デメリットについてもしっかりと押さえておけば、より良いオリジナルポロシャツを製作することができるはずです。
デメリットその1:伸縮性が低い
表目と裏目を縦横交互に組み合わせて凹凸にしっかりと編まれた鹿の子編みは、他の編み方に比べて伸縮性が低いため、着脱がしにくいという点が最大のデメリットです。
しかし、裏を返せばしっかりとした生地に仕上り、型崩れしにくいというメリットに繋がるため、鹿の子編みの特徴をしっかりと把握したうえで、用途に合った鹿の子編みアイテムを選ぶことがとても大切です。
デメリットその2:厚みがある
鹿の子編みの生地は、縦横交互に組み合わせてしっかりと編まれているので、どうしても厚みがでてしまいます。
故に体にフィットするタイトな服作りにはあまり適していないといえます。
鹿の子編み素材のポロシャツのお洗濯の方法とは?
ここでは、鹿の子編み素材のポロシャツを洗濯機を使ってお洗濯する際の、大まかな手順をご紹介します。お洗濯をする際の参考にしていただければ幸いです。
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- 手順1
- お洗濯を始める前に、まずはポロシャツに付いている洗濯表示タグに記載されている内容をしっかりと確認して、表示内容に従ってお洗濯をしてください。
- 尚、コットン100%のポロシャツであれば、基本的に家庭用洗濯機で洗うことができるものが殆どです。
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- 手順2
- 家庭用洗濯機で洗う際は、弱水流のモード・手洗いコースなどに設定し、洗濯ネットに入れてお洗濯することをおすすめします。
- また、使用する洗剤についても、タグの注意書きなどをしっかりと確認したいうえで、適切な洗剤を使用してください。
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- 手順3
- 洗濯・すすぎが終わり、脱水が済んだら洗濯じわがつく前にすぐに取り出します。
- 両肩の部分を持って、振りさばいてから4つ折りにして、手のひらで軽くたたくようにして、シワを伸ばしながら形を整えます。
- ポロシャツ全体と、胸ポケットが付いている場合は胸ポケットの形も整えます。
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- 手順4
- 最後に、衿を立たせるようにしてハンガーにかけて、直射日光が当たらない風通しの良い場所で日陰干しします。
鹿の子ポロシャツに使用される主な素材
鹿の子ポロシャツと一言で言っても、使用されている素材によって特徴は様々です。
ここでは、ポロシャツに使用されることが多い、代表的な素材の各々に異なる主な特徴をご紹介します。
素材その1:綿(コットン)
綿(コットン)は吸水性と吸湿性が高く、快適な着心地を長時間保つことができる天然素材です。
色落ちしやすいというデメリットもありますが、視点を変えれば何回も繰り返し着用することで、色の変化やエイジングを楽しみながら着用することができます。
使い勝手の良い人気素材で、ポロシャツ以外にも、Tシャツ・Yシャツ・スウェット・タオルなど様々なアパレルアイテムに使用されています。
素材その2:ポリエステル
耐久性が高く、弾力のある素材ポリエステルは、形状保持性が高く、洗濯してもシワになりにくいという特徴があります。
速乾性に優れているため、汗をかいてもベタつかず、常にサラッとした着心地をキープできます。
ドライ素材とも呼ばれ、スポーツ・アウトドアなどのアクティブシーンで着用するポロシャツに使われることが多い素材です。
素材その3:リネン素材
通気性が良く、汗をかいても柔らかな肌触りが保てるリネンは、夏は涼しく、冬は暖かく快適に着用できる素材です。
汗などで濡れるとハリ感が増すため、耐久性にも優れています。
素材その4:ニット素材
肌触りが良く、快適な着心地を楽しめるニット素材のポロシャツは、見た目も上品できれいめな着こなしができます。
上質なニット素材であればあるほど、上品で魅力的な商品に仕上がります。
素材その5:混紡素材
混紡とは、2つ以上の繊維を組み合わせた素材のことを指します。
ポロシャツに使われる混紡素材は綿(コットン)&ポリエステルが主流です。
吸水性・放湿性・通気性などの機能を兼ね備えたポロシャツはビジネスやスポーツをはじめ幅広いシーンで活用できます。
素材その6:T/C
「T/C」という表記の意味は、テトロン(ポリエステル)とコットンを混紡した繊維だということを示しています。
シワになりにくく乾きが早いテトロン(ポリエステル)と、通気性・吸水性に優れ、肌触りがよいコットンを組み合わせた、肌触り抜群で乾きやすい繊維です。
※「テトロン」は繊維メーカーにより商標登録されている呼称です。
鹿の子編みポロシャツのオススメ用途
鹿の子編みポロシャツは、様々な用途で活用できる万能ポロシャツですが、キラメックアパレルのお客様からも依頼を多数いただくオススメ用途をご紹介します。
オススメその1:スタッフ用ユニフォーム
鹿の子編みポロシャツは、オフィス・店舗・ケアハウスなど、ジャンルを問わずスタッフ用ユニフォームとして幅広く活用できます。
中でもコットンとポリエステル混合のT/C素材と鹿の子編みを組み合わせたポロシャツは、襟付きで生地がしっかりしていてボリューム感もあるので、見た目も清潔感があり、相手に好印象を与えることができます。特にベージュのコットンパンツや、落ち着いた色のスカートやエプロンなどを合わせるとスッキリとした印象になります。
また、汗をかいても生地が丈夫で吸汗性・保湿性が高いため、心地よく快適な着用感を長時間維持することができます。
オススメその2:文化祭・体育祭用のクラスポロシャツ
文化祭や体育祭などの学校行事で、クラスメイト全員が着用するクラスポロシャツとしても鹿の子編みポロシャツはオススメです。
普段着用している学生服や体操着にマッチするカラーで製作した、おしゃれなオリジナルクラスポロシャツで、他のクラスと差をつけることができます。
近年は、ジャストサイズよりもあえてワンサイズ大きいウェアをチョイスして着用するビッグシルエットが主流です。
オリジナルポロシャツ製作にオススメの鹿の子編み素材のアイテム
キラメックアパレルで取り扱っている、約200種類以上のポロシャツの中から、オリジナルポロシャツ製作にオススメの鹿の子編みポロシャツをピックアップしました。商品選びの参考にしていただければと思います。
鹿の子 半袖ポロシャツ KO-001
心地よい肌触りでで、通気性抜群の半袖ポロシャツ。
ペンや小物類の収納にも便利な胸ポケットが付いています。
イベントや飲食店のスタッフユニフォームをはじめ、倉庫作業や配送などの物流関係のワークウェアや、クラスポロシャツなど、幅広い用途で使うことができます。
参考アイテム:KO-001 鹿の子 半袖ポロシャツ
CVC鹿の子ドライポロシャツ BO-MS3113
シンプルな形状で、やや厚手な6.5オンスの半袖ドライポロシャツ。
締め付け感のないソフトな袖口リブや、両サイドに入ったスリットによって動きやすさも抜群です。
吸汗速乾性に優れているためスポーツ用としてはもちろん、夏場の屋外イベントやキャンペーンのスタッフユニフォーム用としてもおすすめです。
参考アイテム:BO-MS3113 CVC鹿の子ドライポロシャツ
まとめ
ここまでご紹介してきた鹿の子編みについてのあれこれが、これからオリジナルポロシャツを製作しようとお考えのあなたにとって、なにかしらのヒントとなれば幸いです。
キラメックアパレルでは、鹿の子編みポロシャツをはじめ、半袖と長袖を合わせて約200種類以上の商品を取り扱っています。
お客様一人ひとりのご要望や用途に合わせて、知識と経験豊富な専任スタッフが、約18種類のプリント方法の中からお客様に最適な手法をご提案して、オンリーワンのオリジナルポロシャツ製作を全力でサポートします。