オリジナルTシャツの相場はいくら? 費用の内訳や価格が変動するポイントを解説
オリジナルTシャツを作る際に、多くの人が最も気にするであろう製作費用。
「オリジナルTシャツを作るには大よそどれくらいの費用がかかるか」「限られた予算の中で、できるだけコストをかけずに質の高いTシャツをつくりたい」など、オリジナルTシャツの製作費用や相場についての知っておくと役立つ豆知識をご紹介いたします。
オリジナルTシャツの相場
まず始めに知っておいてもらいたいのが、オリジナルTシャツ製作の相場は、オーダーの内容によってまちまちであるということです。
ボディに使用するTシャツ本体の素材や生地・プリント方法・プリント範囲や箇所・枚数・二次加工など、案件ごとに内容が異なります。つまりは、オリジナルTシャツを製作する人の数だけパターンが存在するのです。また、お店ごとに価格やサービス内容が異なるため、一概にいくらと断言できるものではありません。
以下でご紹介するのは、キラメックと他社様が公開している情報をもとにキラメックが独自に調べた内容です。あくまでも参考程度に留めてください。
30~40枚のクラスTシャツを製作した場合の相場【仮定条件】
- 薄手の混紡Tシャツ
- 2型(M・L)×15枚
- フロント全面にシルクスクリーンプリント
Tシャツ1枚あたりにかかる製作費用は約700~1,000円程度
10枚以下のスポーツユニフォームを製作した場合の相場【仮定条件】
- ドライ素材のTシャツ
- 1型×10枚
- フロント全面に転写プリント
Tシャツ1枚あたりにかかる製作費用は約2,900~3,100円程度
100枚以上の販売用トップスを製作した場合の相場【仮定条件】
- オーガニックコットンのTシャツ
- 4型(M・L各2色)×25枚
- 左胸にワンポイントでインクジェットプリント
- 二次加工の袋詰めオプションを追加
Tシャツ1枚あたりにかかる製作費用は約1,600~2,000円程度
オリジナルTシャツの製作にかかる費用の内訳
ここからはオリジナルTシャツの製作にかかる費用の大まかな内訳をご紹介します。以下のポイントを抑えることで、無駄なコストをかけずに満足度の高いオリジナルTシャツを製作するコツを掴む切っ掛けになれば幸いです。
Tシャツ本体の代金
オリジナルTシャツ製作に使用する本体商品自体の価格によっても合計の製作費用は大きく異なってきます。
Tシャツ本体の費用は当然必要枚数分かかってきますので、本体1枚あたりの価格が安ければ安いほど製作費用を抑えることができます。
例えば、希少性がある天然素材コットンを使った、厚手で肌触りの良い丁寧な縫製のTシャツよりも、大量生産の化学繊維を使った、生地が薄めのTシャツを使用したほうが、価格を抑えることができます。
オリジナルTシャツの使用用途と、予算を考慮しながら、いかにバランスがとれたTシャツ本体を選べるかが重要になります。
プリント代・製版代
オリジナルTシャツ製作でよく使われるプリント方法には、主に以下の3種類があります。プリント方法やロット数によって、プリント代・製版代も細かく異なってくるので、用途に合ったプリント方法見極める眼力が必要です。
①シルクプリント
スクリーンと呼ばれる版板にインクを付けて好みのデザインを印刷する方法です。始めに製品ごとや色別に版を作る必要があります。例えば、単色プリントで大量のオリジナルTシャツを作る場合は使用する版は1つで良いので、コストが安くなります。
②転写プリント
転写紙を呼ばれる特殊なシートにインクを載せ、デザインを生地に転写して柄付けします。シルクプリントのような版板の作成が不要で、細かいデザインもフルカラ―で生地に馴染んだ風合いで再現できます。例えば、フルカラープリントのオリジナルTシャツを少量製作する際にはオススメです。
③インクジェットプリント
Tシャツの生地に直接インクを吹き付けてプリントします。基本的には綿100%の製品のみに対応。シルクプリントのような版板の作成が不要で、細かいデザインもフルカラ―で短納期で製作できます。例えば、急遽フルカラーで綿素材のオリジナルTシャツが少量必要になった場合には重宝します。
各々のプリント方法によって、製作過程が異なるため、プリントしたい範囲・箇所・色数・枚数によっても適した印刷方法が異なってきます。個別の案件ごとに、担当者に相談することが賢明な方法かと思います。
デザイン代
Tシャツにプリントするオリジナルデザインを、仮に1から作成依頼する場合には、当然デザイン制作費が発生します。
デザイン制作費については、依頼する企業・個人・内容によってまちまちですので、相場をお伝えするのは非常に困難です。
オリジナルTシャツ製作ショップのなかには、デザイン作成のサポートをしてくれる店舗もあるので、各ショップに確認してみるのもオススメです。
二次加工代
完成したオリジナルTシャツに、ブランドネームの取り入れ・下げ札タグの取り付け・個別の袋詰めなどの二次加工を依頼する場合には別途費用が発生する場合があります。
尚、店舗によっては二次加工無料サービスを実施していたり、逆に二次加工自体を行っていない店舗があったりと様々なケースが存在します。
二次加工の要望がある場合は注文する前に、担当者にしっかりと確認するようにしましょう。
送料
製作したオリジナルTシャツを指定の場所に送ってもらうには、送料がかかります。
お店によって提携している運送会社やサービス内容も異なるため、webサイト内で情報をしかっりと確認したうえで、見積もりや注文を依頼するとよりスムーズです。
購入枚数に応じてや、期間限定で送料無料サービスを実施しているお店もあるので、お得な情報には常にアンテナを張り巡らせておくことをオススメします。
また、見積もりや注文をする際にも配送場所と送料については個別の担当者に改めて確認をすると良いでしょう。
オリジナルTシャツを上手に作るためのポイント
オリジナルTシャツの製作費用には「必須でかかる費用」と「工夫によって抑えられる費用」があります。
例えば、デザイン代であれば自力もしくは知人に協力を仰いでデザインを依頼したり、二次加工代が発生する袋詰め作業を自社のスタッフで行えば、デザイン代・二次加工代自体が不要になります。
ここからは、Tシャツ本体の代金やプリント代などの必須でかかる費用の内容を整理して、用途を満たしながらコストを抑える、オリジナルTシャツを上手に作るためのポイントをご紹介します。
選ぶTシャツの種類
オリジナルTシャツ製作をする際に、どのようなTシャツ本体を選ぶかはとても重要です。本体に使用している生地(素材)・厚さ・縫製次第で、1枚あたりの単価も大きく異なってきます。
安く抑えたい場合
Tシャツ1枚当たりの価格が安い、大量生産されている化学繊維でできた、薄手のTシャツなどを選ぶのがオススメです。
ただ、薄手のTシャツの場合は耐久性が低かったり、洗濯方法が限られたりする可能性も高いので、取り扱いには十分注意する必要があります。
安さだけにこだわりすぎず、使用用途を満たす厚みが十分にあるかという点もしっかりと考慮して慎重にお選びください。
素材や縫製にこだわりたい場合
希少性がある、コットン100%のオーガニック素材を使ったTシャツは、1枚あたりの価格は割高ですが、肌触りもなめらかで着心地抜群です。繊維が長いコットンほど生地に光沢が出るので、見た目にも高級感があります。生地に厚みがあるほど耐久性も高く丈夫で長持ちします。
注文枚数
オリジナルTシャツ製作を上手に行うためには、注文枚数の設定もとても重要です。
一般的には注文枚数が多いほど総額の製作費は高くなりますが、プリント方法・Tシャツの種類の特性や、各店舗で行っているサービスを上手く活用することで、Tシャツ1枚あたりにかかる製作費用を抑えることも可能です。
知識豊富なスタッフが在籍する店舗であれば、プロならではの良い提案をしてくれる場合もありますので、一度相談をしてみることをオススメします。
安く抑えたい場合
一般的には、同じ型のTシャツを大量に注文すると、数量割引などが適用され、価格が安くなるケースが多いです。
尚、店舗ごとや注文したTシャツの種類によっても、割引の内容が異なってくるので、見積りや注文を依頼する際に担当者にしっかりと確認をとっておくと安心です。
少量でオーダーしたい場合
店舗やアイテムによっては、一定数以上を基準価格と設定している場合があり、オーダー枚数が少ないと極端に価格が高くなってしまうケースが稀にあります。
見積りや注文をする際には、枚数と価格を担当者にしっかりと確認するようにしましょう。
プリント方法
Tシャツにプリントしたい内容や必要枚数によって、割安なプリント方法は異なります。
例えば、単色プリントのTシャツをイベント用に大量に作りたい場合は、シルクプリントが断然お得ですが、逆に色数の多いデザインのTシャツを少量作りたい場合にシルクプリントを使うと、Tシャツ1枚あたりにかかる製作費用はかなり割高になってしまいます。
このように、プリント内容・必要枚数の違いにより最適なプリント方法は異なり、料金も大きく変動するので、ある程度の印刷に関する知識があるととてもスムーズです。
安く抑えたい場合
物販やイベント用に単色プリントのTシャツを大量に製作したい場合はシルクプリントで印刷すると、Tシャツ1枚あたりにかかる製作費用を抑えることができます。
別の例としては、仲間内でフルカラープリントのTシャツを少量作りたい場合は、転写プリントかインクジェットプリントを使用すれば割安で製作することができます。
オリジナルTシャツを初めて製作する方や慣れていない方は、自分だけで判断するのはなかなか難しいと思うので、専門知識豊富な店舗スタッフに相談するのがオススメです。プロならではの良いアドバイスがきっともらえるはずです。
細かいデザインのフルカラープリントTシャツを少量オーダーしたい場合
フルカラーで細かいデザインのオリジナルTシャツを少量製作する場合には、インクジェットプリントがオススメです。
綿100%のTシャツのみにしか対応していないという点には注意が必要ですが、インクジェットプリントは版板を作成しない、生地に直接インクを吹き付ける印刷方法なので、少量オーダーの場合はTシャツ1枚あたりにかかる製作費用は割安になります。細かいデザインのフルカラ―Tシャツでも短納期で製作することが可能です。
プリント箇所・サイズ
プリントをする箇所数やプリントサイズによっても製作費用は変化します。用途に合わせて必要な箇所に最適なサイズのオリジナルデザインをプリントすれば、他にはない独創性の高いオリジナルTシャツを製作することができます。
安く抑えたい場合
胸の部分などの1箇所に絞って、小さくワンポイントでプリントすれば製作費用はかなり安く抑えることができます。
一般的にはプリントをする箇所が少なく、プリントをする面積が小さければ小さいほど製作費用を安く抑えることができます。
複数個所にプリントしたい場合
フロント・バック・袖部分に大きなプリントが入ったオリジナルTシャツは何処からみても目立ち、とても個性的です。
ただ、プリントする箇所が増えるにつれて製作費用も増していきます。一般的にはプリントする箇所が多いほど費用は高くなり、全面プリントのように、印刷する面積が大きければ大きいほど製作費用も膨大になる傾向があります。
具体的に何か所に、どのような内容でプリントしたいかによって適したプリント方法・製作費用も異なってくるので、迷った場合、まずは店舗に相談をしてみるのがオススメです。
まとめ
オリジナルTシャツは名前の通り、アイテムごとに一つずつ個性が異なり、オリジナリティがあります。お客様の数だけデザインや製作パターンが存在するのと同様に、製作費用も千差万別です。
これまでに多数のオリジナルTシャツを製作してきたキラメックでは、知識と経験が豊富な専任の担当スタッフが、お問い合わせの対応から、お見積り・製作・納品までワンストップで個別に丁寧にサポートいたします。
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