クールビズにポロシャツはNG?ビジネスシーンに最適な着こなし方やアイテムをご紹介
今やクールビズファッションの定番トップスとして定着しつつあるポロシャツですが、元々はスポーツ・カジュアルウェアとして普及していたアイテムです。
ポロシャツはカジュアルな印象が強く、職場で着用するのはちょっと抵抗があるという方もいらっしゃるかもしれません。
今回はクールビズファッションとして定着しつつあるポロシャツが、本当に仕事着に適しているのかということを改めて考えてみたいと思います。
- 目次
- クール・ビズ(COOL BIZ)のスタート
- ビジネスウェアとしてポロシャツはNG?OK?
- クールビズでポロシャツをもっと上手に着こなすテクニック
- ビジネス用オリジナルポロシャツにオススメのアイテムをピックアップ
- まとめ
クール・ビズ(COOL BIZ)のスタート
気象庁による「日本の季節平均気温」が示している通り、日本の夏(6〜8月)の平均気温は、様々な変動を繰り返しながら、長期的には100年あたり1.25℃の割合で上昇し、夏の暑さは年々厳しさを増しています。
このような気温の上昇は、地球温暖化による影響が大きく、日本だけではなく、世界中で同時発生しています。
2024年現在、地球温暖化対策は、人類が一丸となって取り組むべき最重要課題であることは、もはや疑う余地がありません。
日本国内でも、2005年に環境省主導のもと、地球温暖化対策に有効とされる、温室効果ガスの削減に繋がるという観点から、スーツやネクタイ姿にこだわらず、職場に相応しい軽装をすることで、エアコンの設定温度を下げてエネルギー消費を減らし、快適に過ごしつつも地球に優しいライフスタイルを実現するためのキャンペーン、「クール・ビズ(COOL BIZ)」がスタートしました。
当初はスーツやネクタイ姿に長年親しんできた方で違和感を感じていた方も多くおられましたが、あれから約20年近く経過した現在では、あえてクールビズという言葉を使わなくても、夏場はスーツやネクタイを使用しない軽装なビジネスファッションが主流となるまでに定着しました。
中でもポロシャツは、2012年に電力不足などを理由に環境省が新たに提唱した、スーパークールビズにより、ポロシャツスタイルが認められたことを切っ掛けに、クールビズファッションのトップスの定番アイテムとして、特に重宝されるようになったのです。
参考サイト:日本の季節平均気温|気象庁
参考サイト:環境省におけるクールビズの服装の可否|環境庁
ビジネスウェアとしてポロシャツはNG?OK?
前の項目でも言及した通り、クールビズファッションとして公に認められたポロシャツですが、元本はスポーツ・カジュアルウェアとして馴染みがあったアイテムということもあり、仕事着として着用するのはなんとなく違和感があるという方もいらっしゃると思います。
ここからは、一度原点に立ち返って、果たしてポロシャツは本当にビジネスウェアに適しているのか?と、いうことについて、整理していきたいと思います。
ポロシャツがクールビズに適している理由
まずはじめに、ポロシャツがクールビズにとても適している点について整理していこうと思います。
■ポロシャツがクールビズに適している理由
- 襟付きなので、ラフになりすぎず清潔感があり、半袖でもサマになる。
- 快適な着心地で通気性、吸湿性、速乾性などに優れている。
- 軽装なポロシャツ姿になることで、室内の冷房温度を極端に下げる必要がなくなり、温室効果ガスを削減できる。
- ジャケットとも相性が良い。
- 元々はスポーツウェアということもあり、動きやすい。
- お洗濯後にアイロンがけも不要でお手入れも簡単。
以上のような理由からも、気候変動の影響で年々暑さが増している日本の夏を乗り切るビジネスウェアとして、ポロシャツは適しているということをご理解いただけたかと思います。
ビジネスウェアとしてNGなポロシャツと着方
しかし一方で、ポロシャツだからといって、全てのアイテムがビジネスウェアに適しているとは限りません。ビジネスウェアとして不適切なポロシャツの種類や着方があるということもしっかり把握しておく必要があります。
■ビジネスウェアにNGなポロシャツと着方
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- お尻が隠れる裾の長さ
- (⇒裾はパンツにタックインするのが基本ですが、裾を出して通気性を良くして着用したいという場合は、裾がベルトの下あたりに収まり、お尻にかかりそうなくらいの丈の商品が理想)
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- 体のサイズよりあきらかに大きくダボダボ
- (⇒試着の際に鏡の前で両腕を広げ、胸回りや胴回りがダボダボでないかチャックするのがオススメ)
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- 柄やロゴ、プリントや色が派手で目立つ
- (⇒白・黒・紺などの無地で落ち着いたカラーが基本。ボーダー柄や大きくロゴ入ったもの派手な原色は避けた方が無難)
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- パンツと同じ色、もしくは同系色
- (⇒全身タイツにみえてしまう恐れがある。黒・ネイビーなどの「濃い色」とベージュ・ライトグレーなどの「淡い色」で上下のバランスを取るのがポイント)
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- ボタンを二つ以上外す
- (⇒ボタンは一番上の第一ボタンだけ外すのが基本。逆にボタンを全て留めてしまうとモードなおしゃれ上級者並みの着こなしが必要になるので要注意)
このように、ちょっとした細かい点に気を遣うだけで、人に与える印象は大きく変化します。この機会にご自身のファッションスタイルを改めて見直してみることで、新たな発見ができるかもしれません。
クールビズでポロシャツをもっと上手に着こなすテクニック
今後、益々クールビズウェアとして普及していくであろうポロシャツを、より上手に着こなすためのテクニックをご紹介します。ポロシャツを着用する際には一度試してみてもらえればと思います。
■クールビズでポロシャツをより上手に着こなすためのテクニック
- グレーやブルーなどは汗をかいた際に汗ジミが目立ってしまいます。汗ジミが目立たない色としては、白・黒が断然オススメです。
- インナーを着ることで通気性が良くなり、素肌の蒸れ・ニオイ・透けを防ぐことができます。また、汗ジミの予防にも効果的です。
- 襟の部分には襟の土台となる帯状パーツ、台襟があるポロシャツがオススメ。台襟によって襟が立ち上がり、首周りに立体感をだすことができます。他にも襟の開きが広いワイドカラーや、襟先を小さいボタンで留めるボタンダウン人気です。
- 汗をかきやすい体質で、臭いや汗ジミが気になる方は、制汗剤や脇汗パットの使用や、替えのシャツを準備しておくと安心です。他にも消臭・防臭・抗菌機能を備えたポロシャツもオススメです。
- 一般的な頭から被るプルオーバー仕様のポロシャツ以外にも、シャツと同じようにフロントをボタンで留める前開き仕様のタイプも増えているので、スタイルに合ったアイテムをチョイスをすることで、ファッションの幅がより一層広がります。
ビジネス用オリジナルポロシャツにオススメのアイテムをピックアップ
約200種類以上のポロシャツを取り扱っているキラメックアパレルの中から、ビジネス用途として特に人気の高いポロシャツをピックアップしました。商品選びの参考にしていただければと思います。
ドライボタンダウンポロシャツ TS-00331-ABP
ポリエステル100%のドライ素材を使った、ボタンダウンタイプのポロシャツ。
速乾性に優れているので、汗をかいても直ぐに乾き、さらりとした着心地が持続します。
シンプルな定番色から、ドライ素材ならではのビビットなカラーまでカラーバリエーションも豊富に取り揃えています。
参考アイテム:ドライボタンダウンポロシャツ TS-00331-ABP
DRY ボタンダウン半袖ポロシャツ KO-9020
DRYメッシュ素材による、ボタンダウン仕様の半袖ポロシャツ。
速乾性に優れ、汗も素早く乾き快適な着心地が長時間継続します。
サイズ&カラーバリエーションも豊富で、襟元と袖裏に施された爽やかなストライプ柄がアクセントになっています。
参考アイテム:DRY ボタンダウン半袖ポロシャツ KO-9020
ユニセックスポロシャツ KO-001
地球に優しい再生ペットボトル素材を使った、スタンダードなボタンダウンのポロシャツ。
左胸のアウトポケットはペンやスマホも名刺入れもサッと収納できてとても便利です。
さわやかで落ち着いたトーンのホワイト・ネイビー・サックスの3色展開です。
参考アイテム:ユニセックスポロシャツ BO-FB4569U
まとめ
ポロシャツはファッション性と機能性を兼ね備えた優れたアイテムです。
職場でも上手に活用すれば、暑さが厳しい夏も涼しく快適でおしゃれに過ごすためのファッションアイテムとして活躍してくれること間違いなしです。