ポロシャツの色褪せ予防・修復方法をご紹介
折角作ったオリジナルポロシャツだから、できるだけ長く、おろしたてに近い状態をキープして着用したいとお考えの方は多くいらっしゃると思います。
しかし、衣類の経年劣化は完全に防ぐことはできません。
ただ、適切なケアを行うことで、確実に経年劣化を遅らせることは可能です。
このページでご紹介する、ポロシャツの色褪せ予防や修復方法を実践して、オリジナルポロシャツを少しでも長く大切に着用してもらえればと思います。
ポロシャツが色褪せする原因
ポロシャツが色褪せしてしまう原因は主に汗・紫外線・お洗濯だとされています。
これらの原因を踏まえて、ポロシャツの色褪せを回避するためには、日々のお手入れの工夫がとても重要です。
ここからはポロシャツを色褪せさせずに良い状態で長く着用するための方法やアイディアをご紹介していこうと思います。
ポロシャツの色褪せを予防するためのアドバイス
お気に入りのポロシャツを何度も着用しているうちに、色が薄く変色・色褪せしてしまったという経験は多くの方がしたことがあるのではないでしょうか。
衣類の色褪せはある程度仕方がないと諦めている方多いと思いますが、毎回ポロシャツ着用後に少し工夫をしてお手入れをしてあげれば色褪せは予防することができるので、皆さんも予防方法を実践してポロシャツを良い状態で長く着用してもらえればと思います。
その1 適切な洗濯方法
まずは洗濯表示を確認して、必ず表示に従ってお洗濯するようにしましょう。
お洗濯の際には、ポロシャツを裏返しにして、洗濯ネットに入れて手洗いするか、洗濯機を使用する場合は、「手洗いコース」か「ドライコース」を使用してやさしく洗うようにしましょう。
その2 おしゃれ着用洗剤の使用
ポロシャツの色褪せを防止する手段として、色あせ防止効果のあるおしゃれ着用洗剤の使用は有効です。
通常の洗剤や水道水を使ってポロシャツをお洗濯した場合、洗剤や水道水に含まれる成分が、色素に影響を与え、色褪せを引き起こすことがあります。
しかし、おしゃれ着用洗剤であれば、基本的に中性液性なので、ウールやシルクなどの動物性繊維(タンパク質)も傷めることなく洗うことができます。
その3 裏返して洗う
ポロシャツが色褪せしてしまう原因の一つに、お洗濯の際に、洗濯機の中で他の衣類とこすれ合うことで生じる、摩擦が挙げられます。
中でも特に、色の濃いポロシャツは色あせや毛羽立ちが起こりやすいので、お洗濯をする際は必ず裏返しにして洗うことを推奨します。
尚、裏返したポロシャツを洗濯ネットに入れてお洗濯をすれば、より一層色褪せ予防効果はアップするのでオススメです。
その4 陰干しをする
ポロシャツをお洗濯したあと、直射日光が当たらない風通しの良い場所で陰干しすることは、ポロシャツの色褪せ予防にとても有効です。
太陽の紫外線は色素分子を分解し、色の構成を破壊することで色褪せを引き起こしてしまうのです。
夏の強い紫外線にさらされながら着用することが多いポロシャツは、紫外線の影響を受けやすいため、着用時以外は極力紫外線を避けるように注意を払うことが、ポロシャツの色褪せ予防に繋がります。
その5 柔軟剤を併用する
柔軟剤を使用することで、ポロシャツの色褪せ予防に繋がる以下のような効果を発揮します。
衣類の素材に合った柔軟剤を選び、洗濯表示に従って適切に使用すれば、ポロシャツの色褪せ予防に役立つ心強い味方になってくれるはずです。
■ポロシャツの色褪せ予防に繋がる柔軟剤の効果
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- 繊維を保護する
- 柔軟剤に含まれる成分が繊維をコーティングし、洗濯時の摩擦によるダメージを軽減します。これにより、色褪せや毛羽立ちを防ぐ効果も期待できます。
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- 洗濯中の絡みつきを防止
- 柔軟剤を使用することで、洗濯機内での衣類の動きをスムーズにし、繊維同士の絡みつきを減らします。これにより、色褪せの原因となる摩擦を軽減することができます。
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- 水道水中の塩素からポロシャツを保護
- 一部の柔軟剤には、水道水中の塩素による色褪せを防ぐ成分が含まれているため、色褪せを予防する効果があるといわれています。
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- シワの減少
- 柔軟剤にはシワを減らす効果もあります。シワによって生じる色の濃淡の変化を防ぎます。
その6 脱水時間の短縮
衣類との摩擦による色落ちを最小限に抑えるためには、脱水時間の短縮はとても有効です。
脱水時間を短くすることで、ポロシャツのシワを減らし、色褪せのリスクを低減できます。
脱水後はすぐに洗濯機から取り出して、形を整えて干すように心掛けることも大切です。
色褪せしたポロシャツを修復する方法
ポロシャツの色褪せ予防をしっかり行っていても、完全に色褪せを防ぐことはとても難しいです。
しかし、万が一色褪せしてしまった場合でも、程度によっては修復できる場合もあります。
ここからご紹介するポロシャツの色褪せの修復方法は、あくまで一般的な修復方法であり、完璧な修復を確約するものではありません。
自宅での染め直しに少しでも不安がある場合は、専門のクリーニング店に相談することを推奨いたします
塩で鮮やかさを取り戻す
まずは塩を使ってポロシャツの色褪せを修復する方法をご紹介します。
この方法は、洗剤が衣服に残って色褪せて見える場合に特に有効といわれています。ただし、度重なる洗濯で色褪せた場合は、衣服を染め直す必要があします。
自宅での染め直しに不安がある場合は、専門のクリーニング店に相談する
■塩を使ってポロシャツの鮮やかさを取り戻す方法
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- 洗濯機に衣服と洗剤を入れる
- 色褪せしたポロシャツを洗濯機に入れ、通常使用する洗濯洗剤を加える。
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- 食卓塩を加える
- 洗濯機に150gの食卓塩を入れる。塩は衣服に付着した洗剤を分解し、色褪せを修復する効果が期待できる。また、新しい服の色褪せも予防する効果があるといわれています。
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- 通常通り洗濯を行う
- 洗濯機を通常の洗濯コースで稼働させます。
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- 衣服を乾燥させる
- 洗濯が終わったら、ポロシャツを取り出し、色の変化を確認します。自然乾燥させるか、乾燥機で乾かします。
酢(ホワイトビネガー)で洗う
続いては、酢(ホワイトビネガー)を使ってポロシャツの色褪せを修復する方法をご紹介します。
この方法は、衣服に付着した洗剤や硬水に含まれるミネラルを分解し、元の鮮やかな色を取り戻す助けになるといわれています。また、新しい服の色褪せを防ぐ効果もあるとされています。
さらに、洗剤をより分解させるためには、ホワイトビネガー240mlとお湯約4Lを混ぜた液に衣服を20~30分程浸けて、その後普段通りに洗濯する方法もあります。
■酢(ホワイトビネガー)を使ってポロシャツの鮮やかさを取り戻す方法
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- ホワイトビネガーを準備する
- ホワイトビネガー120mlを準備します。
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- 洗濯機にビネガーを入れる
- 縦型洗濯機の場合は、ビネガーを洗濯槽に直接入れる。ドラム式洗濯機の場合は、ビネガーを柔軟剤投入口に入れる。
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- 洗濯を行う
- 色褪せたポロシャツを洗濯機に入れ、通常の洗濯石けんを加えて、「標準コース」で水洗いする。
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- 自然乾燥させる
- 洗濯が終わったら、ポロシャツを取り出し、自然乾燥させるか、乾燥機に入れる。酢のにおいが気になる場合は、屋外に干すか、乾燥機に柔軟剤シートを入れると良いでしょう。
ポロシャツを染め直して鮮明さを取り戻す
染め直しの際のポイントは、染料に漬けた後はとにかくよく混ぜることです。均一に染めるためには、定期的によく掻き混ぜることが重要です。
また、色褪せやシミをより目立たなくするために、元の色よりも濃い色に染めることをオススメします。
自宅に染め直しのキットを揃えて、自分で染め直しをする際には、大きめのバケツで作業を行い、丈夫なゴム手袋を使用することを推奨します。
■ポロシャツを染め直す方法
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- ポロシャツを洗濯する
- まず、ポロシャツを通常通り洗濯して、汚れを落とす。染め直しは濡れた状態で行うため、乾かす必要はありません。
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- 染料を用意する
- 染料をステンレスのボウルで溶かし、塩と色止め材をバケツで溶かします。両者を混ぜ合わせれば染料の完成です。
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- 染料に漬けこむ
- 用意した染料にポロシャツを投入し、約5分くらいを目安に丁寧にかき混ぜます。さらに、10分おきくらいに混ぜるのを推奨します。
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- 染料をすすぐ
- 漬け込んで1時間が経過したら、染料を流し、オシャレ着洗洗剤を少量入れてよくすすぎます。
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- 色止めをする
- 染め直しが終わったら、色止めの工程を行います。色止め材を既定の量のお湯に溶かしてポロシャツを漬け、5分ほど混ぜ合わせたのち、10分ほど漬け込みます。
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- 陰干し
- 色止めが終わったら、洗濯機ですすぎと脱水を行い、陰干しします。
尚、自分で染め直しをするのはやっぱり不安という方は、染め直しサービスを行っている専門のクリーニング店などもあるので、プロに任せるというのも一つの手だど思います。
重曹・コーヒー・過酸化水素など、他の家庭用品を使う
家庭にある重曹・コーヒー・過酸化水素を使って部分的に色あせたポロシャツに限定して色彩を復活させることができます。
■重曹を使って色彩を復活させる方法
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- 重曹溶液を作る
- 水4リットルに対して重曹1カップを溶かします。
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- ポロシャツを浸す
- 重曹溶液にポロシャツを浸し、30分ほど置きます。
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- 通常通り洗濯
- その後、通常通り洗濯機で洗い、すすいだ後、陰干しで乾かします。
■コーヒーを使って色彩を復活させる方法
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- コーヒーを淹れる
- 濃いコーヒーを淹れます。
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- 染色する
- 冷めましたコーヒーにポロシャツを浸し、色が付くまで数時間漬け置きします。
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- すすぎと乾燥
- コーヒーの色がしっかりとついたら、水ですすぎ、陰干しで乾かします。
■過酸化水素を使って色彩を復活させる方法
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- 過酸化水素溶液を作る
- 水1リットルに対して過酸化水素大さじ1杯を混ぜます。
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- ポロシャツを浸す
- 溶液にポロシャツを浸し、1時間ほど漬け置きします。
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- 洗濯と乾燥
- その後、洗濯機で洗い、陰干しで自然乾燥させます。
色褪せしにくいUVカット加工のポロシャツ
UVカット加工が施されたポロシャツは、紫外線による生地の変色や退色を防ぐ効果があるため、色褪せしにくいとされています。
生地の変色や退色はもちろん、肌への負担も軽減してくれる、UVカット効果があるオススメのポロシャツをご紹介します。
5.3オンス ドライカノコ ユーティリティー ポロシャツ
CA-5050-01
全20色の豊富なカラーバリエーションで展開する、鹿の子編みの半袖ドライポロシャツ。
UVカット・消臭機能付きで、吸汗速乾性にも優れているので、屋外イベントのスタッフユニフォームにも最適です。
年齢や性別を問わず、誰でも着用しやすいポロシャツです
参考アイテム:CA-5050-01 5.3オンス ドライカノコ ユーティリティー ポロシャツ
5.3オンス ドライカノコ ユーティリティー ポロシャツ(ボタンダウン)(ポケット付)
CA-5051-01
ボタンダウン仕様で胸ポケットが付いた、鹿の子編みのドライポロシャツ。
吸汗速乾性に優れているうえに、UVカット・消臭機能も備えているので、夏の屋外イベントユニフォームにもオススメです。
全7色のカラーバリエーションで展開しています。
参考アイテム:CA-5051-01 5.3オンス ドライカノコ ユーティリティー ポロシャツ(ボタンダウン)(ポケット付)
半袖ポロシャツ(男女兼用)
AI-AZ-10609
UVカット・帯電防止・吸汗速乾効果がある、コットンとポリエステルの混紡素材で作ったダンボールニットの半袖ポロシャツ。
更には、ペン差し付きポケット・脇に消臭テープも付いている高機能なポロシャツなので、業務用として重宝する一着です。
全8色のカラーバリエーションでジェンダーレスで着用することができます。
参考アイテム:AI-AZ-10609 半袖ポロシャツ(男女兼用)
まとめ
ポロシャツが色褪せしないように予防したり、色褪せを修復したり、しっかりと大切にお手入れすれば、それに応えてポロシャツもきっと長持ちしてくれるはずです。
ファッション性と機能性を兼ね備え、暑い季節でも涼しく爽やかに着こなせる、こだわりのオリジナルポロシャツをあなたも作ってみてはいかがでしょうか。