ワイシャツのサイズ表記を完全解説：簡単にぴったりサイズを見つける方法

ワイシャツのサイズ表記を徹底解説

まずは、ワイシャツのサイズ表記について理解することが大切です。ワイシャツのサイズは、主に「首回り」「袖丈」「胴回り」の3つで決まります。この中でも特に重要なのが「首回り」と「袖丈」。なぜなら、この2つが合わないとシャツ全体のバランスが崩れ、見た目にも影響してしまうからです。

首回り（ネックサイズ）

首回りは、ワイシャツ選びで最も大切なポイントのひとつです。首にフィットしないシャツを着ると、見た目がだらしなくなるだけでなく、締め付けられて不快な思いをすることになります。

正しい測り方は、首の付け根部分、ちょうど喉仏の下あたりにメジャーを巻きつけ、指一本分（約1〜2cm）の余裕を持たせること。例えば、首回りが実寸で38cmなら、39〜40cmのシャツが理想的です。

袖丈（スリーブレングス）

袖丈も重要な要素です。短すぎると手首が露出してしまい、長すぎると袖がだらしなく見える原因になります。袖丈は、肩の付け根から手首までの長さを測り、軽く腕を曲げた状態で測定するのが正確です。

胴回り（ボディサイズ）

胴回りは、シャツ全体のシルエットを決める重要な部分です。胸囲やウエストのサイズが適切でないと、着心地が悪くなるだけでなく、見た目にも影響します。体型に合ったフィット感を意識して選びましょう。

日本と海外のサイズ表記の違い

ワイシャツのサイズ表記は、国やブランドによって微妙に異なります。これを知らずに海外ブランドのシャツを購入すると、サイズ感が合わず失敗することがあります。特に、サイズ表記に対する理解が不十分だと、後悔することが多いので、購入前にしっかりと確認しておくことが大切です。

日本のサイズ表記

日本では一般的に「首回り × 袖丈（例：39-82）」という形式で表記されます。これは、日本人の体型に合わせた基準で設計されており、袖丈がやや短めに作られていることが特徴です。日本人は一般的に腕が短めなため、袖丈もそれに合わせて設計されています。また、首回りのサイズが基準となっているため、シャツを着たときに首回りのフィット感が最も重要になります。日本でよく見かけるサイズは、例えば「37-80」や「41-86」など、数字が二つ並んでいる形式です。

海外のサイズ表記

海外ブランドでは、「S/M/L」や「15 1/2×34」のような表記が多いです。この場合、15 1/2は首回りをインチで表し、34は袖丈をインチで表しています。1インチは約2.54cmなので、インチ表記のサイズを日本サイズに換算する際には少し手間がかかります。たとえば、15 1/2の首回りは約39.37cm、34の袖丈は約86.36cmに換算できます。しかし、こうしたインチ表記をそのまま買ってしまうと、サイズ感が微妙に異なることがあるため、必ず換算してから購入するようにしましょう。また、海外のシャツは、日本のシャツよりも全体的に袖丈や着丈が長めに作られていることが多いです。そのため、サイズ感が合わないと感じることもあります。

特に、オンラインで海外のシャツを購入する際には、サイズ表をよく確認し、実際に手元に届いてから試着できないことを考慮して、慎重に選ぶことが重要です。また、海外ブランドによっては、シャツのデザインやフィット感が異なるため、同じサイズ表記でも実際のサイズ感が異なることがあります。これを避けるために、購入前にレビューを参考にしたり、サイズに関する詳細な情報を確認することも大切です。

フィットタイプでシルエットを決める

ワイシャツにはさまざまな「フィットタイプ」があり、体型や好みに応じて選ぶことができます。フィットタイプは、シャツのシルエットに大きな影響を与えるため、自分に合ったものを選ぶことが重要です。特に、見た目や着心地の良さが全く異なるので、自分のライフスタイルや好みに合ったフィットを選んで快適に過ごしましょう。以下の3つが主流のフィットタイプで、それぞれの特徴について詳しくご紹介します。

レギュラーフィット

レギュラーフィットは、最も基本的で伝統的なフィットタイプです。全体的にゆったりとしたシルエットで、体型を気にせず着ることができ、動きやすさと着心地を重視したデザインが特徴です。このタイプは、特にオフィスワークやカジュアルなシーンでも安心して着ることができ、長時間着ていてもストレスが少ないのがポイントです。シャツが体にフィットしすぎないので、肩や胸回りに余裕があり、リラックスした印象を与えることができます。また、体型を気にせず快適に着たい方にもぴったりです。スタンダードなデザインを好む方や、ゆったりとした着心地を重視する方におすすめです。

スリムフィット

スリムフィットは、レギュラーフィットよりもウエスト部分が絞られており、体に程よくフィットするデザインです。スリムなシルエットを作り出し、スタイリッシュで現代的な印象を与えます。このタイプは、特にウエストラインを強調したい方や、シャープで洗練された印象を求める方に最適です。スリムフィットは、体型に合ったラインを作り、全体的にスッキリとした印象を与えますので、スマートカジュアルやドレッシーな場面でも活躍します。スリムな体型の方に特におすすめですが、少しだけ体にフィットするシャツを着たい方にも便利です。ただし、体型によっては少しタイトに感じることもあるため、試着してから購入するのがベターです。

タイトフィット（エクストラスリム）

タイトフィット、またはエクストラスリムフィットは、全体的に非常に細身で、体にぴったりとフィットするデザインです。このタイプは、モード系やファッションに敏感な方、または体型をシャープに見せたい方に最適です。特に筋肉質な体型や、スリムな体型の方にぴったりで、全体的にスリムでありながらも、細部にわたって体にフィットするため、よりシャープで洗練された印象を与えることができます。タイトフィットは、非常にシルエットが細いため、体のラインを美しく見せることができる反面、動きやすさには若干の制限がある場合もあります。ファッション性を重視したい方や、モデル体型を目指す方、そしてフィット感をとことん追求したい方におすすめです。

サイズ選びで失敗しないためのヒント

ワイシャツを購入する際、失敗を防ぐためにはいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。これらの注意点を意識することで、自分にぴったりのワイシャツを見つけやすくなります。以下の3つのポイントを確認しておきましょう。

縮みを考慮する

ワイシャツの素材として一般的な綿100%の生地は、洗濯後に縮むことがあります。特に、初めて洗う際には1〜2cm程度縮むことがあるため、購入時にはその点を考慮して少し大きめのサイズを選ぶことが賢明です。縮みを考慮せずにジャストサイズを選んでしまうと、洗濯後にピッタリ過ぎて着心地が悪くなることがあります。また、乾燥機を使うとさらに縮む可能性があるので、洗濯後の扱い方も慎重に考えましょう。縮みを予測して少し余裕を持たせて選ぶことで、洗濯後にも快適に着られるシャツが手に入ります。

普段のシャツを基準にする

お気に入りのワイシャツがある場合、そのシャツのサイズを基準に選ぶと安心です。特に、首回りや袖丈、肩幅などは他のシャツを選ぶ際にも参考になる重要なポイントです。普段からよく着ているシャツをしっかりと確認して、そのサイズを基準にすれば、サイズ感が近いものを見つけやすくなります。もしそのシャツがぴったりフィットしているなら、それに似たサイズを選ぶことで失敗を避けることができます。また、シャツのシルエットや素材感にも注目して、同じようなスタイルを選ぶと、より自分に合ったものが見つかるでしょう。

ブランドのサイズガイドを確認する

ブランドごとに採寸基準が異なるため、購入前に必ずサイズガイドを確認することが大切です。サイズ表記が同じでも、ブランドや製造元によって微妙に寸法が異なることがあります。特に海外ブランドやセレクトショップなどでは、日本サイズとの違いがあるため、サイズガイドをしっかりチェックすることをおすすめします。オンラインで購入する場合、返品や交換の手間を省くためにも、サイズガイドを慎重に確認することが重要です。また、シャツがどのようなフィット感を目指しているのか（レギュラーフィット、スリムフィットなど）も確認して、自分の体型や好みに合ったものを選ぶことができます。

まとめ：サイズ選びを楽しもう！

ワイシャツのサイズ選びは、決して難しいものではありません。正しい採寸方法を知り、自分に合ったサイズ表記やフィットタイプを理解すれば、快適でスタイリッシュなシャツを選ぶことができます。

忙しい朝、ぴったりのワイシャツを羽織るだけで自信を持って一日をスタートできるでしょう。ぜひ本記事を参考に、あなたにとって理想的な一枚を見つけてください。