日本と海外の衣類のサイズ表示の違い

日本の衣類のサイズ表示

日本の衣類のサイズ表示の歴史と発展

日本では、独自の計量単位が古くから使用されていました。古くは西暦700年頃に、全国的に統一された計量単位が初めて定められたとされています。

その後、近代に入って、西洋からの影響も受けながら、サイズ表示少しずつ変化を繰り返しながら、第二次世界大戦後、1949年に工業標準化法が成立し、日本工業規格（JIS）が設けられました。これにより、衣類のサイズ表示も標準化されるようになったのです。

特に衣類においては、日本独自の「号」を用いたサイズ表示が一般的です。号の表示は、メンズ・レディース共に使用され、トップスの場合、国際基準のMサイズはメンズなら3号（L）、レディースなら11号（L）に相当します。

尚、号数には基本的に奇数が用いられているのは、日本で洋服のサイズを決める際に、アメリカでの成人サイズが偶数、ジュニアサイズが奇数という規格を参考にし、日本の成人女性がアメリカのジュニアサイズにフィットした名残りだと言われています。

一般的な衣類のサイズ表示（メンズ、レディース、キッズ）

日本の一般的な衣類のサイズ表示は以下のようになります。

• 3号: アルファベット表示のXXS程度のサイズ
• 7号: アルファベット表示のSサイズ程度
• 9号: アルファベット表示のMサイズ程度で、日本女性の基準サイズ
• 11号: アルファベット表示のLサイズ程度で、少し大き目な女性向きのサイズ
• 13号: アルファベット表示のXLに当たるサイズで、大柄な女性向けのサイズ

尚、子供服（キッズ服）とベビー服は、子どもの身長（センチ）ごとにサイズがあり、50センチ～100センチまでがベビー服、110センチ～160センチがキッズ服とされ、一般的には大きく2つに分類されています。

海外のサイズ表示

日本と海外ではそもそもサイズ表示自体が異なります。

海外のサイズ表示でも自分に合ったサイズを判別することができれば、お気に入りの海外ブランドサイトでも、自分にピッタリなサイズのTシャツを購入することができるはずです。

アメリカ、ヨーロッパ、アジアの主要国のサイズ表示

日本では馴染みがあるS・M・Lといった衣類のサイズ表示ですが、アメリカ・イタリア・フランスなどの欧米では38・40・42のような数字で表します。

尚、アメリカ（USAサイズ）やイギリス（UKサイズ）、ヨーロッパ（EUサイズ）のサイズ表示は基本的に「インチ」を採用しており、2桁の偶数で表示されます。

また、トップスとボトムスでもサイズ感が異なる場合も多々あるため、購入する際には各ブランドごとのサイズ表示方法をしっかりと確認するようにしましょう。

日本と欧米主要国のサイズ表示の比較

この項目では日本と欧米主要国のサイズ表示を実際に比較してみようと思います。

日本では日本独自の国家規格としてJIS（日本工業規格）、S・M・L・LLなどを設けています。

そのため、世界の基準サイズとして定められた、国際基準のS・M・L・XLなどのサイズ表記とは若干異なります。

このように国ごとに定められたサイズ規格が異なるため、各国のサイズと国際基準を比較することで、違いをよりわかりやすく理解することができます。

日本のサイズ表示と欧米主要国のサイズ表示の比較表

以下の表は、日本のサイズ表示を基準に、欧米主要国と比較したものになります。

この表を参考にすれば欧米主要国の衣類で、どのサイズが自分に合っているのかという大方の目安をつけられるはずです。

■サイズ表（Tシャツ・カットソー・ジャケット・コートなど）

※ブランド・商品・デザインなどによって差異が生じる場合があります。あくまで目安としてご参照ください。

まとめ

今やインターネットを使えば、世界中の商品を誰でも手軽に購入することができる時代です。

海外製のTシャツでも、自分の体型に合うサイズを見極めることができれば、商品選びの選択肢が広がり、より一層おしゃれを楽しむことができるはずです。