スウェットの正しい洗濯方法と干し方を徹底解説

スウェットとは

スウェットは、主にカジュアルなスタイルやスポーツアクティビティに適した衣類の総称です。一般的には、トレーナー（スウェットシャツ）、パーカー、スウェットパンツなどが代表的で、現代人であれば誰もが一度は袖を通したことがあるかと思います。

裏地にフリースや裏毛が使用され、保温性と柔らかな肌触りが特徴で、この種の衣類は運動時やリラックスした日常の装いに適しており、汗を効果的に吸収し、快適な着心地を提供します。

素材としては基本的に綿を使用したものが多いのですが、昨今では綿とポリエステルの混紡素材や、レーヨンなども含まれているタイプもあり、弊社キラメックでもそういったスウェットアイテムは取り扱っております。

スウェットの正しい洗濯手順

カジュアルな普段着として一般的なアイテムであるスウェットは、特に何も気にせず普通に洗濯機で洗濯している方のほうが多いかと思います。

多くのスウェットウェアは、洗濯機を使用しての洗濯に特に問題はありませんが、それでも繰り返し何度も洗っていれば劣化もしていきます。そこでここでは、お気に入りのスウェットをより長く着続けられるような正しい洗濯手順をご紹介いたします。

１．表示を確認する

スウェットには洗濯の際の注意事項が衣類のタグに表示されています。まずはこの表示を確認し、指示に従ってください。

２．分類

色の濃淡や素材によってスウェットを他の衣類と分けて洗濯します。混色や混合素材のものは色落ちや縮みの可能性があるため、同じ種類同士で分けましょう。

３．裏返しにする

洗濯機に入れる前にスウェットを裏返しにします。こうすることで、表面にプリントされたデザインの劣化を軽減し、また生地の色あせや傷みを軽減することができます。

４．洗濯機の設定

洗濯機の温度や回転数は、スウェットの素材や表示に基づいて適切な設定を選びます。通常、冷水で優しく洗うことが推奨されます。特に汚れが酷くない場合にはおしゃれ着洗いをすると痛みにくく長持ちします。

５．洗剤の選択

中性洗剤を使用し、漂白剤は避けるようにしましょう。もしどうしても漂白剤を使用したい場合は酸素系を使用するようにし、塩素系は避けてください。

６．優しく洗う

時間や手間に余裕がある場合には洗濯機を使用せず、手洗いをおすすめします。理由は単純な話、手洗いのほうが洗濯機での洗濯よりも優しく洗うことができ、スウェットの素材を傷めにくいからです。

７．すすぎ

すすぎは十分に行ってください。スウェットに洗剤や残留した汚れがあるままですと、そこからカビなどが生える場合もあり、お気に入りのウェアも台無しになってしまいます。

８．絞らない

スウェットは絞ると形が崩れやすくなります。優しく押し流すように水を切り、その後タオルに包んで余分な水分を吸収させます。また洗濯機を使用する場合はできるだけ脱水時間を短く設定してください。また乾いたタオルと一緒に脱水するのもおすすめです。

９．自然乾燥させる

スウェットを乾かす場合は基本的に自然乾燥がおすすめです。

以下に、スウェットを干す際の注意点を詳しくご紹介いたします。

スウェットを乾かす際の注意点

スウェットを乾かす場合もいくつか注意点があります。普段着だし、部屋着だし、とテキトーに干し方をしていると、やはり寿命は縮まります。特にお気に入りのスウェットがある場合には、以下をご参照ください。

・乾燥機は避ける

スウェットの多くはコットン100％素材であったりしますが、そういった生地の場合は特に乾燥機は使用せず、自然乾燥させましょう。

乾燥機を使用すると縮んでしまったり型崩れを起こしてしまう可能性が高く、また熱や摩擦から繊維を損傷させてしまいます。

Tシャツなどに比べるとスウェットの生地はやや厚手のため自然乾燥にも多少時間はかかりますが、長持ちさせたいのでしたら乾燥機は避けるべきかと思います。

・裏返しのままにする

上で、洗濯機で洗う場合、洗濯機に入れる前に裏返しにしましょうと書きましたが、干す際も裏返しのままのほうが良いでしょう。理由は洗濯時と同様で、プリントされたデザインを保護できると同時に、色褪せなども防ぎやすくなるからです。

・シワを伸ばし、形を整える

スウェットは伸縮性がある素材が多いため、干している間にも形が崩れることがあります。そのため干す前はできるだけ綺麗にシワを伸ばして形を整え、ボタンやジッパーを閉めておくと形状を保ちやすくなります。

・ハンガーの形状に気をつける

ハンガーを使用してスウェットを干す場合、伸縮性がある素材のため、ハンガーの跡が肩部分などについてしまう可能性があります。そのまま着てみるとトレーナーなどのシンプルなタイプは余計にその跡が目立ち、あまり格好良いものではありません。

そのため、特にトレーナーやパーカーといった上着の場合、跡がつきにくいアーチ型のハンガーを使用することをおすすめします。昨今では100円ショップなどでも販売しております、ネットショップでも比較的簡単に見つけられるかと思います。

・直射日光を避ける

自然乾燥させると言っても、直射日光が当たる場所にスウェットを干すのは避けましょう。直射日光による紫外線は色褪せの原因となりますし、スウェット本体の生地にもダメージを与えてしまいます。

しかし直射日光があたらなければどこでも良いかというと、そうでもありません。あまりにも湿度の高い、ジメジメした場所ですとスウェットがなかなか乾かず、最悪の場合カビが生えてしまう可能性もあります。

そのためスウェットを干す最適な場所は、直射日光が当たらず風通しの良い場所となります。

パーカーを効果的に干す方法

スウェットウェアの中でも、乾かすのに苦労するのがパーカーです。特に普通のハンガーを使用した場合はフード部分の生地が重なってしまうため風が通らず乾きにくく、場合によっては生乾きのイヤなニオイの元となってしまいます。そこで、そうならないようにパーカーを効率良く干す方法を3つほど、以下にご紹介いたします。

方法１．フードを持ち上げて干す

パーカーをTシャツやトレーナーと同じようにハンガーにかけたら、もうひとつのハンガーや洗濯バサミで後ろからフードを持ち上げます。こうすることにより本体部分とフード部分の間に風が通りやすく、乾きやすくなります。

方法２．パーカー専用ハンガーを使う

昨今ではパーカーを干すための専用ハンガーも販売されています。方法１よりもさらにフード部分に風が通りやすい構造となっているため非常に効果的です。パーカーを洗う機会が多い方には特におすすめです。

方法３．物干し竿に直接かける

物干し竿でパーカーを縦半分に折るようにして直接かけてしまうというのも、効率良く乾かす方法のひとつです。こうすることでフード部分も風が通りますし、首後ろ部分に洗濯バサミで止めればその跡も分かりづらくなります。

まとめ

今回はスウェットの正しい洗い方や乾かし方をご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか。

カジュアルウェアの代表的なアイテムのため、誰でも一着くらいは持っているでしょうし、洗濯の経験もあるかと思いますが、この記事で何かひとつでも発見があったのなら幸いです。

またキラメックではスウェットアイテムも幅広く取り揃えており、オリジナルプリントや刺繍も快く承っております。オリジナルデザインの原稿入稿は手描きでも受け付けておりますので、お気軽にご利用ください。