ビブスは洗濯してもOK? 洗濯の手順や長持ちさせるポイントをご紹介!
ビブスとは、チームスポーツにおいてチーム分けを分かりするためだったり、イベントなどでの役割分担のために着用するベストのことを言います。
特にスポーツで着用する場合は汗を含む場合が多いため、着用後は洗いたくなったりするかと思いますが、ここでひとつ疑問が生じるとすれば「ビブスって普通に洗っていいの?」ということ。弊社キラメックでもビブスのオリジナル製作は承っておりますが、この手の質問はお客様からも時々お問い合わせいただきます。
そこで今回はビブスの適切な洗い方について、少し詳しくご紹介してみたいと思います。
ビブスを洗濯する際は注意が必要!
キラメックでもビブスは何店か取り扱っておりますが、その多くはポリエステルのメッシュ素材で薄手のタイプが多いため、不適切な洗い方をするとダメージを受けやすく、例えば色落ちだったり色褪せ、また他の衣類への色移り、さらに記事の痛み、プリント部分の劣化、歪み、変形等といったことが起こる可能性があります。
ビブスの洗濯表示が確認できない場合、また洗濯表示で手洗いするように書いてある特殊なビブスの場合は当然、手洗いする他ありませんが、一般的なビブスの場合、洗濯機で洗うこともできないわけではありません。ただし洗濯機を利用する場合は、しっかりとポイントを押さえておくことが大切となります。
ビブスの洗濯手順
ビブスを洗濯機で洗濯する際の基本的な手順は以下のとおりとなります。
- ビブスを裏返して洗濯ネットに入れる
- 冷水を使い手洗いモードなどで洗う
- 最小限の脱水をする
- シワを伸ばして陰干しをする
さらに詳細な注意点等をご紹介いたしましょう。
1.ビブスを裏返して洗濯ネットに入れる
ビブスを洗う際はそのまま洗濯機に放り込まず、まずは裏返してください。これはプリントされた背番号やチーム名などの剥がれを防ぐ意味があります。
さらに裏返したビブスは洗濯時の摩擦を抑えるため、洗濯ネットに入れるようにしましょう。
また、色移りも心配のひとつとなりますので、できれば明るい色合いのビブスと暗い色合いのビブスで分けて洗濯したり、他の衣類、特に白色の衣類とは一緒に洗濯すると良いかと思います。
2.冷水を使い手洗いモードなどで洗う
洗濯においては基本的なことですが、衣類を洗う際、温水を使用すると汚れは落ちやすくなりますが、同時にビブスの元の色もまた落ちやすくなります。一般的にビブスはパキッとしたメリハリのある色合いのものが多く、それが徐々に落ちてくすんで色合いになってしまうのはあまり格好良いものではありません。そのためビブスを洗う際は、温水ではなく冷水を使用するようにしましょう。
また、昨今の洗濯機には手洗いモードというものが標準装備されているかと思いますので、そちらを利用することで、よりビブスへのダメージを減らすことができます。
3.最小限の脱水をする
ビブスを洗濯する際には、脱水時間にも気をつけるべきでしょう。これも単純な話、脱水をあまり長くやってしまうとビブス自体の生地を痛めてしまったり、プリント部分の剥がれに繋がります。
またキラメックで取り扱っているようなポリエステルメッシュの素材のビブスは、綿などの生地と違ってあまり水気を含みません。そのため一度に洗う量にもよりますが脱水時間は30秒から、長くても5分以内で収めたほうが良いでしょう。
4.シワを伸ばして陰干しをする
ビブスはポリエステルメッシュを生地に使用している場合が多いのですが、これは濡れたまま放置しておくとシワが付きやすい素材です。またシワを放置したままでいると、プリント部分も剥がれやすくなります。そのため洗濯が終わったらできるだけすぐに、綺麗にシワを伸ばして干しましょう。
また干す場所ですが、太陽の光が直接当たるような場所だと紫外線によるビブスの色褪せも起こります。そのため、直射日光の当たらない風通しの良い場所に干すことをおすすめします。
ビブスを長持ちさせる洗濯のポイント
それでは次に洗濯方法における、せっかくのオリジナルビブスをできるだけ長持ちさせる方法をご紹介してみたいと思います。ポイントは5つ、以下のようなものがあります。
- 漂白剤を避け、中性洗剤を使う
- 乾燥機にかけない
- アイロンがけをしない
- 保管方法にも気を配る
それぞれ、さらに深掘りしてご紹介いたします。
漂白剤を避け、中性洗剤を使う
漂白剤は洗濯する際、より衣類を綺麗に仕上げるために使用されるものですが、赤や青や黄色などといった比較的はっきりとした色合いのものが多いビブスを洗う際には、本体の色自体を退色させたり、プリントを落としてしまう可能性があります。そのため漂白剤の使用は避けたほうが良いでしょう。
乾燥機にかけない
基本的に、ビブスを乾かす際は乾燥機の使用は避けたほうが良いでしょう。ビブスの素材であるポリエステルは熱にあまり強くない性質がある上に、ビブスの場合はより薄手の生地が使用されていることが多いため、熱からのダメージはより受けやすくなります。
またポリエステルメッシュはコットン生地などに比べると乾きやすい性質があるため、乾燥機を使用しなくとも、上記したように風通しの良い場所に陰干しするだけでも十分に乾くため、あまり必要はないかと思います。
アイロンがけをしない
乾燥機の使用を避けるのと同じ理由で、熱に弱いビブスにはアイロンがけもしないほうが良いでしょう。生地が傷んだり、変形したりする可能性がありますし、プリント部分の剥がれなどにも繋がります。
ポリエステル生地は完全に乾いた状態であれば、たたみジワもつきにくいため、それほどアイロンがけ自体必要ありませんが、それでもなんらかの要因でシワがついてしまった場合はもう一度洗って、陰干しすることをおすすめします。
保管方法にも気を配る
ビブスの保管方法も基本的には洗濯後の干し方と同様で、直射日光を避けた上で湿気がたまりにくい場所に保管するようにしましょう。
またビブスの生地として一般的に使用されているポリエステルメッシュはたたみジワも比較的つきにくい素材ではありますが、しかし折り目がちょうどプリントの箇所に来てしまったりするとプリントの剥がれなどに繋がる恐れがあります。そのためできればハンガーなどを使用して吊るして保管するほうが望ましいでしょう。
クリーニングに出す際は慎重に
洗わなくてはいけないビブスの量が多い場合、クリーニングに出してしまうという方法もあります。クリーニング屋は基本的は専門の業者であるため、最適な洗濯方法で仕上げてくれますが、ドライクリーニングで使用される溶剤はプリント部分を溶かしてしまう可能性もあります。そのため受付でよく確認してからお願いするようにしましょう。
まとめ
というわけで今回は、ビブスの洗濯方法や注意点をご紹介してみましたがいかがでしたでしょうか。
ビブス自体は価格も高くはありませんし生地も比較的薄手であるため、耐久性もそれほどではないと思われがちですが、それは誤りです。ビブスは上記したような洗濯の手順や保管方法をしっかりと守れば、使用頻度にもよりますが、長年使い続けることが可能です。
またキラメックで高品質なビブスも数多く取り扱っており、どんなデザインでも綺麗に名入れプリントし、お仕上げすることが可能となっておりますので、興味のある方は是非そちらもご覧いただければと思います。宜しくお願い申し上げます。